基本の手作り石鹸の作り方


ここでは一番簡単なオリーブ石鹸の作り方を写真で説明しています。
材料:調達どころ
ピュアオリーブオイル 630g 苛性ソーダ 大洋製薬 精製水 500ml
100%ピュアオリーブオイル
500ml

普通のスーパーに売っている
食用のオリーブオイル。

苛性ソーダ 53g

薬局でしか購入できません。
購入時、印鑑が必要です。
精製水 180cc

コンタクトレンズ用の精製水。
ドラッグストア・薬局などで購入可。

他 大きめの蜂蜜などの空き瓶(フタに二個穴を開けておく) ・ ガラス棒 or 菜箸 ・ 空き牛乳パック ・ ゴム手袋


前田京子さん著「お風呂の愉しみ」より
一日目

1. 分量の苛性ソーダをステンレスのスプーンで、空き瓶の中に入れる。

2. 1の空き瓶に、分量の精製水をガラス棒でよく混ぜながら注ぎ入れ、苛性ソーダを溶かす。

3. 溶けたら温度計を入れておく。(この時点で60度〜80度くらい)


4. お鍋にお湯を沸かしておき、ボールに入れたオリーブオイルを湯煎で温めるため、つける。

5.温度計を入れる。

6. 苛性ソーダ水、オリーブオイル、共に40度になるまで待つ。


7. 油は、あとから温度が上がるので、はやめの35度くらいで湯煎を切り上げ、普通に置いて様子を見る。

8. 苛性ソーダは、冷めないようならボールに氷水を入れ、そこに苛性ソーダの入った瓶を入れ、温度を下げていく。


9.温度が揃ったら、苛性ソーダ水の瓶にフタをし、片手で瓶を持ち、片手で泡だて器を持ち、瓶のフタの穴から苛性ソーダ水を一定に均一にチョロチョロ油の中に流しいれ、泡だて器でゆっくりゆっくり同時に混ぜ合わせていきます。

10.苛性ソーダ水を全て入れ終わったら、そこから20分間、泡が立たないように静かに、しかし、手早くグルグル休まず、混ぜます。


11.ラップをし放置。数時間置きくらいに気が向いたとき、覗き、水と油が分離しているようなら軽く好きなだけ混ぜ、また放置。一晩そのまま置きます。

以上、換気の良い状態で、苛性ソーダが飛び散らないよう細心の注意を払って実行です。


二日目

12. 朝、起きて覗くと、、、、どうですか?昨日と色が何か変わっていませんか?まだ分離しているようなら、同じようにかき混ぜ混ぜし、放置を繰り返します。

13. カスタードクリームのようにどろどろしだし、泡だて器からしたたる種で絵が描ける(左写真参照)ようであれば、型入れタイムとなります。
<香りをつけたい場合、ここで精油を入れ、よ〜くかき混ぜてから型入れします。>

14. 牛乳やジュースの紙パックの側面をカッターで切り、フタを作り、脇をしっかりガムテープで止めて作った、お手製石鹸型に、石鹸の種を流し入れます。


15. 型に流しいれたら、種の中の空気を抜くため、底をトントンと指で叩いたり、箱を少し持ち上げて、軽くトントンと台に落とし、空気抜きをします。

16. 石鹸型の蓋をしっかりガムテープでとめて、タオルでクルクル巻き、発泡スチロールの箱に入れ、24時間ほど寝かせます。



三日目

17. 24時間ほど経過後、牛乳パックを優しく手に取ると、かすかに柔らかい感触です。牛乳パックをびりびり破いて、石鹸バーを取り出します。

18. 美味しそうな白いチーズケーキのような石鹸が顔を出しました。まな板の上にのせ、1.5cm幅ほどにうっすら包丁角で石鹸に印をつけ、イザ!カット!

19. 包丁の背の刃先とお尻側に両手の指をのせ、ゆっくり引力を利用しながら垂直に包丁を落としていきます。


20. ここらで記念撮影すをし、風通しの良い木の箱に詰めます。

21. 、ここから6週間の熟成期間を置くため、日陰に保存します。

使用できるのは、一ヵ月半さき。。。

楽しみに楽しみに待ちましょう!!